本的な電気代の削減は可能か?
共用部の照明をLEDにすることで、電気代を削減することは一般的でしょう。
これ以外に方法はないのでしょうか?!あまり知られていませんが、効果の大きい対策をご紹介します。
電気代の基本料金を下げることができれば抜本的な削減として効果は大きいです!!
電力会社と契約する際、(最大)需用電力量によって基本料金が決まっています。
例えば、マンション設備のエレベーター、ポンプ等の電力が大きい設備が同時に作動した場合が最大電力量となります。
その一時的な最大需要を機械的にカットして、契約電力量を下げることができる機器が電子ブレーカーになります。
いわゆる電気のピークカットを自動的に行うという機能がついたブレーカーになります。
今後も益々エネルギーの値上がりが予想され、光熱費の削減はこれからのマンション管理における命題でしょう!!
電子ブレーカーの値段はそれ程高くないため、導入コストを少ない年数で回収できることも大きな利点です!!
本来は管理会社から費用削減等の提案があるべきですが、まだ導入されていないマンションは早急に検討すべきでしょう。
現在は蛍光灯も生産終了になっているので、その点も含め長期修繕計画を見直すことも必要だと思います。
専門的な電気の知識も含め、マンション管理においては多岐に渡る知識があることで様々な対策が可能となります。
電気代以外にも固定費等の削減は可能?
設備があることによって、法定点検等を含め必要な経費がかかっています。一般的にはランニングコストと言われます。
ランニングコストを削減できる一番のおススメ対策として「マンション給水管に接続するミラブル」です!!
排水管洗浄は1年ごとに行うのが一般的です。その費用は戸数が多ければ多いほど高額になってしまいます。
ミラブルを給水管に接続するだけで、全戸全水栓からマイクロファインバブルが出るという画期的な機能に進化しています。
ウルトラファインバブルの効果によって、排水管洗浄をしなくても排水管はきれいな状態がずっと維持されるわけです!!
戸数が多いマンション程、1戸あたりの換算コストも安くなりますし、本体導入コストの早期回収は可能となります。
具体的には、シャワーヘッドなら4万円程度、お風呂なら20万円程度、一軒家まるまるで50万円のミラブルですが、
マンション全体には約300万円程度で導入できます。これを全戸数で割ると1戸あたり何万円程度で導入できるわけです!!
全水栓からウルトラファインバブルが出るということはシャワーだけでなく、トイレの洗浄、洗濯機内層の洗浄、風呂釜の洗浄不要等に繋がります。
このようにランニングコストの削減だけでなく、同時に資産価値向上ができる機器の導入は積極的に検討すべきです!!
もう一つランニングコスト削減に有効な対策をご紹介します。
受水槽(高置水槽含む)があるマンションにおける給水方法の変更です。
つまり、受水槽の給水方法を止めて水道直結の給水方式にすることで清掃費用並びに検査費用等のコスト削減になります。
ポンプ性能等の機器が向上したことで、昔ならできなかった方法ができるようになった効果の大きい対策のひとつです!!
受水槽があることにより、年1回の受水槽清掃、水質検査等の法定点検費用がかかってしまいます。
水道直結にすることで、このような点検費用の削減ができ、水そのものが衛生的に使用できるメリットが非常に大きいです!!
このようにマンション全体の設備、コストを将来的に検討しながら長期修繕計画を立てることが最も必要な対策になります。